専業主婦の「ためにならない」雑記ブログ

年少の息子アキとの毎日を書いています。時々は、旦那のことも。

ほとんどの母親学級は全く役に立たない

3歳の息子、アキがお腹にいるとき、
私は、絶対に母乳で子供を育てる!と張り切っていました。
今となっては、

…いやいや、早めに教えてよ。
母乳育児、めちゃくちゃしんどすぎるやん。
というのが、本音です。

「赤ちゃんが生まれたら、3時間おきに授乳しますよ〜〜。」

産院で当たり前に言われるけど、それ、ミルクの場合でしょ?
3時間おきでもしんどい授乳が、
おっぱいだと、全く違うよね?
ほぼ1時間とか1時間半とかで、下手したら10分とかで、息子は泣き始めて、おっぱいを求めてきました。
母乳育児に対する、本当の知識がないから、どうしたらいいか分からずに、ただただ焦りまくる。
だって産院で3時間おきに授乳してねって習ったもん。
それより前におっぱいあげたら、赤ちゃんの身体に悪いんだよね⁉︎
…って思うから、3時間経つまで、この息子が何で泣いてるか、ずっと考える。

あれ?
おっぱい飲んだばかりだよね?
オムツも替えたよね?
汗もかいてないな。
抱っこしても反り返って泣く。
なんで?
何がいけないの?

なだめてもなだめても、泣き続ける自分の息子を前に、立ち尽くす日々。
おっぱいをあげると泣き止む息子。
ずっと、飲み続けている。

最愛の息子なのに、
何かおかしいんじゃないか?
私の育児の仕方が間違ってるんじゃないか?
何かの病気なのかな?
でも、答えが分からない。
誰も、私が教えて欲しいことを、教えてくれない。
…負のループ。


産院では、母親学級という、お母さんになる人たちの勉強会みたいなものがある。
私が子供を産んだ産院では、産前に3回の勉強会があった。
母乳育児に力を入れているという産院で、授乳は3時間おきですよ、と教えてもらった。

え?うそやん。

私は看護師でも医師でも何でもないし、産科の知識なんかないけれど、息子との経験から、これだけは言える。

うちの息子は3時間おきじゃダメだったよ。

アキは、母乳が一気に口に入るのを嫌って、少しづつしか飲まないし、
おっぱいを離すと、ずっとギャン泣き。
1時間でも平気でおっぱいを飲み続ける。で、吐く。
吐くから、授乳の時間を開けようとすると、火がついたように泣き始める。
声が大きいから、どこまでも響く。

子供が泣き続けるとね、まるで虐待してるかのように見られるんだよね。
アキを産むまでは、こんなに世間の目が厳しいなんて思わなかったよ。

ほら、泣いてるよ、ミルク飲ませたら?
泣いても抱っこしたらダメだよ、泣きグセがつくよ。
愛情が足りないんじゃない?

…クソが。

いやいや、誰よりも息子のこと愛してますけど、何か?

私はアキにおっぱいをあげながら、寝る間を惜しんで、ネットで調べまくった。

…おっぱい 離さない 赤ちゃん
授乳 何時間…

検索ワードを何度も変えながら、誰か私と同じ境遇の人はいないか、何度も何度も調べたよ。

そしたら、あった。
私が欲しかった答えが。
特に救われたページが、これ。
「最強母乳外来」

もう、過去記事から、みなさんのコメントから、読みまくって読み漁って…
泣いた。

あー、私、おかしくなかった。
アキも、おかしくなかった。
これで、よかったんだ、大丈夫なんだって、安心して、
なんか泣けた。

それからは、アキが欲しがるだけ、おっぱいをあげ続けた。
一日中、裸族みたいな生活だったけど、アキは今とても健康です。
幼稚園に入るまでは、3回くらいしか、風邪を引いたことがなかったし、今でも
体調を崩すのは、年3回くらい。

赤ちゃんを産んで幸せになりたいのに、親戚も保健師も医者も私を苦しめる。
怖いのは、母乳に対する偽物の情報。
ミルク世代の強い刷り込み。
断乳しないといけない雰囲気のこの社会。
あー、なんて、育児には、敵が多いんだろう。

母親学級というものがもっと違うものだったら、本当によかったなと思う。
教えるべきことは、もっとたくさんあるはず。
バランスの良い食事?
そんなの、赤ちゃんができたときから、考えてるし、みんなに言われるよ。
赤ちゃんがどうやって生まれるか?
本、見れば分かるよ。

私が教えて欲しかったのは、
授乳は3時間おきとは限らないってこと。
産後のホルモンで、旦那を毛嫌いしてしまうことがあること。
首が座るのに、6ヶ月かかることもあること。
1日に7回、ウンコを漏らすこともあるってこと。
寝ない赤ちゃんもいること。
泣き声で、母親でもウツになりそうになること。
一歩間違えば、虐待してしまうかもしれない。
ごはんも、トイレも、睡眠も、何もかもできなくなる。
抱っこ紐も、ベビーカーも、チャイルドシートも乗ってくれない赤ちゃんもいる。
育児雑誌には、ステキなママライフしか載ってないけど、育児は決して「楽」じゃない。

我が家の旦那は、家のとこをよく手伝ってくれている。
でも、それでも辛かった。
仕事よりも育児は「楽」だと、思っている勘違い野郎にも、本気の父親学級を開いて、ちゃんとカツを入れてくれ。
私は、35歳まで働いていたけど、夜中まで働いていたけど、それでも、育児は仕事よりも手強いと思った。
だって、コーヒー自由に飲めた。
トイレにも行けた、自分の意思で動けた。
赤ちゃんがいたら、それすらできない。

 

産院の母親学級が、本当の母親学級になることを願ってやまない。